HOW TO MAKE SOUND EFFECTS
効果音を探すのをやめ、
あなた自身で効果音を作ってみませんか?
THEME ドカーン!!大爆発する効果音の作り方
様々な”衝突音”を組み合わせ、音程変化・歪みで加工する!
■効果音作成手順の流れ
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スネアドラムを録音しよう!
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鉄板を叩いて衝突音を録音!
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ドラムのキックでアタック感を!
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炎の音を味付け!
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雷の音で「地響き感」を付加!
このように色んな衝突音を混ぜていくことで、1つの爆発音を作っていきます。
以下、それぞれについて詳しくみてみましょう!
1.スネアドラムを録音しよう!
スネアドラムをお持ちで無い場合はドラム素材から引っ張ってきてもよいと思います。
その際注意する点は「スナッピー」が効いているものを選ぶことです。スナッピーとはスネアの裏にあるジャラジャラしたもので、これがあるおかげで「タァン!」とスネア独特の弾けるサウンドが得られます。(スナッピーを外すと「トントン」という太鼓のような音になります)
スナッピーを強調するにはズバリ!「マイクで下から録音する」ことです。
マイクを上下から録音したものを聞き比べて違いを聞いてみましょう!
スネアを上から録音したもの
スネアを下から録音したもの
いかがでしょうか?
下から録ったもの、つまりスナッピーに向けて録音したもののほうが濁った音が強調されていますね。
爆発音に似せるにはこちらのほうが向いています。
この音を使ってさらに加工しましょう。
スネアに対する加工は下記の通りです。
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ピッチを下げて低音を強調する
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ディストーションを軽くかけて派手にする
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リバーブで少し響かせる
これらの加工を施して"爆発音らしさ"が出てきました!
スネアを加工したもの
2.鉄板を叩いて衝突音を録音!
鉄板を叩いてピッチ加工したもの
次に鉄板を叩く音を録音します。なるべく残響音が長いのが良いのですが、
ここでは鉄板を木の棒でガツンと叩いてみました(笑)
その音を少しピッチダウンさせたものです。固めでアタックが強い音が出来ました!
3.ドラムのキックで"アタック感"を!
ドラムのキック
さきほどの鉄板の音でもアタックは得られているのですが、
さらに強調するためにバスドラの音を使いましょう。
バスドラムの音はアタックが足りない時に非常に重宝しますので是非お試しください。
4.炎の音を味付け!
炎の玉が燃えさかる音
炎の音はこちらの記事で作り方をご紹介していますのでご参考ください。
ここではOGAWA SOUNDで販売している炎効果音素材集「Fire sound vol.1」から使用します。
5.雷の音で「地響き感」を付加!
雷が落ちる音
最後に雷の音です。雷は天気モノなのでなかなか録るチャンスが難しいです。雷の音が鳴ったらいつでもマイクで録音できるようにしておきましょう!雷の音は「地響き」や「弾けるサウンド」を表現するのに効果的です。
6.すべてを合成して完成!
大爆発が起こる音
大爆発のバリエーションデモ
今までの音をすべて重ねて完成です!爆発規模の大きい迫力ある爆発音が作れましたね!
効果音メモ
今日の記事でご紹介したように、1つの爆発音を作るのにもたくさんの効果音を組み合わせています。効果音を作る際に、1つの素材で悩んだ時は組み合わせてみるのも有効ですよ!(^^)
OGAWA SOUND:小川