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THEME チュンチュン!鳥の鳴き声をボールペンで作る!

鳥の鳴き声が効果音として必要になったときは、公園やお寺など外へ出向いて鳥の声を収録することがほとんどですが、身近なモノを使って音を作る方法としてここでは「ボールペン」を使った方法をご紹介したいと思います。

 

ボールペンで鳥の鳴き声なんて出来るのか!?と思いたくなりますが(笑)、それでは始めましょう!

ボールペンで鳥の鳴き声を真似る

まずはボールペンを用意します。ボールペンは写真のように親指の部分を押すことでオンオフができる「ノック式」を選びます。また、この部分が「回転できるもの」を選びます。

この部分をキュイキュイッと回したり戻したりしてやると・・・

▼ボールペンの先端を回した音

- ボールペンの先端を回す
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なんとなく鳥っぽい鳴き声に聞こえませんか?これを元にして鳥の鳴き声にさらに近づけます!

鳥の鳴き声を分析する

次にホンモノの鳥の鳴き声を聞いてみましょう。これはお寺で録音した鳥の鳴き声です。

▼鳥の鳴き声(ホンモノ)

- お寺で録音した鳥の鳴き声
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やはりさきほどのボールペンの音とは何かニュアンスが違いますよね。この違いを把握するために双方を周波数分布図で見比べてみます。するとある特徴が分かります。

上がボールペンで、下が鳥の鳴き声です。これを見ると、鳥の鳴き声がほとんど4kHz付近にしか分布していないのが分かります。対してボールペンは、5kHz~20kHzに幅広く分布しているのが分かります。

 

この特徴から、ボールペンの音に対して

 

  • ピッチを落として4kHz付近に基音がくるようにする。

  • 4kHz以外の音をEQでカットする。

 

という加工してやれば、分布図的には鳥の鳴き声に近づけるはずです。

加工して鳥の鳴き声に近づける!

それではピッチを下げてみましょう。だいたい4kHz付近に基音がくるように下げたのがこちらです。

さっきよりも左側にずれて4kHz付近に基音が集まったのが分かると思います。音のニュアンスはこの時点ではそんなに変わっていません。

 

次に、イコライザーで4kHz以外をバッサリ切ってみましょう。

ほぼ同じ帯域に分布するようになりましたね!この2つの加工を終えたボールペンの音がこちらです!

▼ボールペン ピッチ&EQ

- ボールペン ピッチ&EQ
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鳥の鳴き声にかなり近づくことが出来ました!最後の仕上げに、こちらで紹介したノイズ処理をして左右にパンをふった完成品がこちらです!

▼ボールペン 鳥の鳴き声完成

- ボールペン 鳥の鳴き声完成
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いかがだったでしょうか?ボールペンが鳥の鳴き声になるなんて面白いですよね!実は、このアイデアのきっかけは私ではなくて、家族のものが「このボールペンの音、鳥っぽくない??」と言ってくれたのがきっかけです(笑)ほんとに意外なものが効果音になるので、まだまだ使えるものはありそうです!それではまた来週!

効果音メモ

ボールペンのほかにも「蛇口」や「金具の擦れる音」などでも代用できそうです!要はこすった時に「キュイッ」となれば元になる素材として使えると思いますので、是非身近なもので探してみてくださいね!(^^)

OGAWA SOUND:小川

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